~2011年 年頭のあいさつ ~
◆新年あけましておめでとうございます。 年末年始の連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。 昨年中は労働組合の諸活動に対しまして、組合員の皆さんはもとより、会社職制の 皆さんにも大変なご協力・ご支援を頂き、心から厚くお礼申し上げます。 ありがとうございました。 年頭にあたり一言ごあいさつ申し上げます。 まず始めに昨年1年間を振り返ってみますと、夏の記録的な猛暑をはじめ、バンクーバーオリンピックやサッカーワールドカップ開催など今年の漢字一文字で表されるようにまさに暑い1年だったのではないでしょうか。一方で私たちを取り巻く環境を振り返ってみますと、日本をはじめ各国が打ち出した景気刺激策等の効果から日本経済は着実に回復してきたものの急激な円高の影響に加え景気刺激策の終了による内需の冷え込みの兆しが見え始め、今後の見通しは更に厳しい状況が予想されます。加えてこの1年での中国・韓国をはじめとした新興国の飛躍は著しいものであり、すでに一般家電製品では定着しつつあります。自動車産業においても同様に中国・韓国メーカーの躍進により更に競争が激化するものと思われます。 この様な中、アンデンの状況を見てみますと10年度業績見込みは上期についてはほぼ計画通りではあるものの下期においては、円高による影響や、エコカー補助金終了に伴う車両生産減少などによる先行き不透明で厳しい状況が続くものと予想されます。 組合員の皆様におかれましては、新たな年を迎えるにあたり自分の持ち場・立場での役割を今一度確認し、気持ちも新たに今年1年の目標を持って前向きな気持ちで挑んで頂きたいと思います。
◆労働組合としての問題意識 前述にもあるような厳しい状況を乗り越える為にも、「構造改革3ヵ年計画」から打ち出される様々な施策から一人ひとりが自分の役割をしっかり認識してやるべき事をしっかり行うことに加え職場として、チームとして一人ひとりの力を結集し一体感のある取り組みが重要であると考えます。 一方で私たちの働き方をみてみますと総労働時間では2100hを下回る見込みではありますが、所定外労働時間は増加傾向、有休取得日数は低下傾向であり依然、職場毎、個人毎でのバラツキが大きい状況にあります。職場やチームでの一体感の醸成や労働時間・有休取得など私たちの働き方について共に重要な点は「コミュニケーション」ではないでしょうか。職場の仲間が仕事で悩み・いきづまった時や、残業や有休取得で困った時などには一緒に働く仲間として手を差し伸べることのできる「こころの通いあった職場づくり・仲間づくり」を築きあげることにより「やりがい・働きがい」が生まれ明日への意欲・活力に繋がるものと思います。私は今期の組合活動の中において「和」という言葉にこだわり大切にしたいと考えております。これは組合員との和はもちろんのこと、職場・チームの「和」、更にはアンデン全体の「和」をはぐくむことでチームアンデンとしての一体感に繋がり今後予想される厳しい状況を乗り越える上でも非常に大切であると考えるからであります。 今回の秋の取り組みにおいてみなさんに協力頂いた組合アンケート結果からモチベーションの向上を図る上において「ありがとう!」、「ご苦労様!」など感謝の言葉、労をねぎらう声かけが非常に大切であることに改めて気付くことが出来ました。労働組合としても単にコミュニケーションの向上を図るだけでなく相手のこころに伝わる「こころの通い合ったコミュニケーション」の向上に向け取り組みを深化していきたいと思いますので組合員の皆さんには各職場において朝の元気なあいさつから「ありがとう」など相手のこころに伝わるコミュニケーションを図り活気のある「こころの通いあった職場づくり・仲間づくり」をお願いします。
◆最後に 私たちを取り巻く環境はより一層厳しい状況へ向かって急激に変化し続けています。この様な時だからこそアンデンが労使一体となって様々な問題・課題に対して取り組みこの難局を乗り越えなければいけません。その為には今まで大切にしてきた労使関係を基本に組合員はもとより会社職制の皆さんも含めて「労使相互信頼」や「会社と組合は車の両輪」といったことの重要性を再認識し、確認し合いたいと思います。今こそ「労使の連携の真価が問われる時」であります。組合員の皆様、ご家族の皆様又会社職制の皆様、今年もご協力お願い申し上げます。 最後になりますが、皆さんとご家族の方々のご健勝とご多幸をお祈りし、また今年も皆さんにとってすばらしい1年なりますよう祈念し年頭のあいさつとさせて頂きます。